知らないグループの発表会

日曜に行った松本邸は、うちからちょっと遠い。
片道1時間半ほど。

疲れるから、夕飯は支度が簡単なものがいいな。
鍋にしようと、干しシイタケを戻しておいたのだけど。

そんな簡単料理さえ、作る時間も食べる時間もなかった。
少し迷ったけど、演奏会の方を取った。

午後の予定に、近所のホールのサークル祭りがあるって手帳に書いてあったんだ。
行かなくちゃならないほど楽しい行事は、緑色のペンで書く。
無理に行くことはない程度の楽しみは、鉛筆書きでしかも筆圧が弱いので、見逃してしまった。

でもね。
サークル団体名、知らないはずだけど、なんとなくうっすら記憶がある。
以前一度ぐらい、聴いたことがあるはず。
それが室内楽らしい、ってことはその情報誌でわかってる。

鍋は翌日回し、今夜も外食で済ませちゃおう。
シイタケを冷蔵庫に入れて、ホールに出かけた。
帰りには、ここのカレー屋に入ってみようかなーなどと店定めをしつつ。

ホールに入って、急に思い出した。まだリハーサル中だったんだけど、この時間表示システムに見覚えがある。

さらにもうひとつ、思い出した。
この会、もしかして昔の知り合いY子ちゃんが偶然聴きに来ていたやつかも。
また今夜も来るかしら。今度は、挨拶しようかしら。

ブログってこういうとき役に立つ。今「Y子」で検索したら、確認できたよ。半年前に、やっぱり聴いてた。結局、この日はY子ちゃんは来なかった。
ただ、出演者の顔ぶれは前回とかなり変わってた。

トップのグループ名が「茨響ガールズ」だって。
茨城交響楽団の略だろうとはわかるけど、なんて読むんだろう。茨の音読みって知らないよ。
アナウンスを聞いたら「イバキョー」だってさ。

プロ並み、とまでは言わないけど、みなさんすばらしくお上手。来てよかった！

2曲め、七重奏は有名。でもあたしが覚えてるのは第三楽章だけ。
これはピアノを習う子供がみんなやる、ピアノソナタのメロディが使われてるから。
全部で六楽章もある長い曲、眠くなってしまったのは申し訳ない。でも、安心して聴けるほどそつない演奏だったってことだから。

3曲めはうれしい、あたしの十八番となりつつあるショスタコーヴィチ。
これ、去年「春の海」の尺八をバイオリンで弾いた人じゃないかな。
あのときは和服だったけど、今回ドレスになっても「あの人だ」とわかる。
ピアノは譜めくりさん無しだ。どうやってめくるのか、そこが一番興味ある！
こんな聴き方邪道だろうけど。
なるほど、ここは左手だけで無理して右手分まで弾いて、右手でめくるのね。
ってところもあれば、やっぱりそりゃ無理だろうってところも。

音楽が切り替わるここで、バイオリンたちを待たせて間を取るのかー。カッコイイ、真似しよう。
逆に、あたしがいつもたっぷり間を取るところはあっさり進んでしまってもったいなかったり。
でも、バイオリンたちのことよーく聴いて合わせてるのがわかる、アンサンブルができる人だ。
とっても参考に、いや、勉強になった。

さて、もうここで8時半。おなか空いた。
本当は、最後のシューマンも是非聴きたかったのだけど。
この夜は、絶対風呂にも入らなくてはならない。
翌日月曜に歯医者と美容院、木曜に洗ったっきりの髪で治療を受けるなんてエチケット違反だよねえ。

で、後ろ髪を引かれながら退出して、あまりの空腹に耐えかね、すぐ近くで目についたなか卯に飛び込んだってわけ。

本日のオマケ

きのうの歯医者は定例クリーニングだけ。直後、11時半にいつものお気に入りイタリアンに飛び込んだ。

いつもは聞いてくれないのに、「サラダのお代わりお持ちしましょうか」と言ってくれた。お腹ぺこぺこで、ガツガツと食べてしまったからかなあ。

ありがたくお願いしたら、「量はどれほど」って聞かれちゃった。普通は、女性なら「半分ぐらい」とか言うんだろうか。でも、すっごく美味しかったのよ特にトマトが。恥ずかしかったけど、同じぐらいいただいてもいいですかって聞いちゃった。

上の写真は、そのお代わりしたもの。むしろ最初の皿より大盛りかも。うれしい。

これが最初の皿で

これがメイン。しらすとロマネスコのオリーブオイルソーススパゲティでした。

いつもエスプレッソを頼んでしまうけど、200円増しでカフェラッテにもできるんだって。今度、それにしてみようかなあ。そのとき、お金に困ってなければ。