先月初頭に、甥と姪にそれぞれ送金した。
目的は生前贈与。
まず、妹に「贈ろうと思う」って相談したんだよ。
チラッとね、「子どもよりもわたしにくれ」って言うかなーとも思ったけど。
妹もえらい。「それは、こどもたち喜ぶわー、助かるわー」と素直に受け取ってくれた。
妹も、生活に困るほどではなかったけれど、二人の子どもの教育費がかかったため、決して余裕があるとはいえない状態が長かったようだ。
子どもたちはアラサー、今時の子どもは転職するなんて当たり前なんだよね。
あたしが30歳のころは古き良き?昭和、バブル経済の終わりかけで、すでに小金を貯めつつあったけど。
妹の話だと、二人ともお金に余裕なんてまったくないらしい。
彼らが成人してから、顏を合わせたことあっただろうか。正月の集まりでも、特に男の子とは話題も少ないし。
姪は最近まで親元にいたからごくたまに見かける程度のことはあったけど、甥ときたら大学卒業と同時に県外に出て、たぶんそれっきり会ってない。
彼らが5歳ぐらいの時はね、指人形使って遊んであげたら二人とも大喜びしてくれて、三人ともとても楽しかったなあ。
サンリオのキャラクター「みんなのたぁ坊」の人形なんて、なぜ持ってたんだろう。
姪は小さい時からピアノを習っていて、中学生のころにはあたしを追い越す腕前になってね。
音楽の共通の話もできたし、それ以外に美容やファッションの話もできるし。
それでも、二人だけで話すとか出かけるなんてことはしなかったなあ。
だからね、妹から「子どもたちに挨拶させないと」なんて言われても断った。
もしあたしだったら。
あたしにも、普段それほど話もしたことない伯父や伯母がいるけど。
もし彼らからお金をもらったとしたら、お礼を言うのは直接会ったときだろうなあ。
伯母なんてメール使えるかどうかも知らないし。
そしたらね、先日妹と会ったとき、子どもたちとのLINEのやり取りを見せてくれたの。
姪は「こんどお母さんと一緒に三人で会いましょう、って言っといて」
まあうれしい。あたしも久しぶりに顏見たいし、仕事や暮らしぶりも聞きたいわ。
甥はもっと強い反応。
こんな大金もらって「わぁーい」で済ませるわけにいかないでしょ。こないだ電話したら出られなかったみたいで、どうしよう。
びっくりしたわー。
そういえば、知らない電話番号からかかってきたことあったんだ。
それが、たまたまオケの練習中でね。あわてて電源切った。
あの場合「ただいま電話に出られません」のメッセージ、流れるんだろうか。
オケの練習中は、時々機内モードにしておくんだけど、最近やり忘れてること多いな。
あとで、「迷惑電話かも」と思って検索したけど引っかからず。
急用ならまた架けてくるだろう、って放っておいたらその後は掛かってこなかった。
あれは、3月31日のこと。送金の前日だった。
えらいよねー。電話するとしたら普通、受け取ったことを確認してからじゃない?
4月1日は月曜だったから、仕事が忙しい彼は平日中の電話が難しかったのかな。
あの電話で彼と話せたらよかったよな。今考えると、とても惜しいことした。
きっと、相当勇気を奮って電話をかけてくれたんだと思う。
でもさ、「わぁーい」で済ませてくれていいんだよ。
よはねす伯母にとっては、「大金」というほどではないんだ、ありがたいことに。
死ぬまでに使い切れないなんてもったいないから、切実に必要としている若い人に早く譲ろうと思ったんだよね。
しかし、このところの株価下落でちょっぴり弱気になってしまって。
毎年100万円ずつ贈る気満々だったのが、一瞬自信が揺らいだ。
ここ数年の殖え具合のままなら、余ってしょうがなかったはずが、そこまでじゃないかも・・・と感じてきた。
そんなことを、今さら妹に口走ってしまったけど。
だーかーらー。と、自分を揺さぶる。
残高を減らしたいんでしょ。維持じゃもったいないから、決めたんでしょ。初志貫徹せよ。
そうだ。もしも施設に入りたくなったら、マンションを売ればいいんだ。
不動産こそ、相続時に一番めんどくさくて迷惑を掛けるんだからね。
じゃあ、あとは定期預金だけ残すことにしよう。
ほかの投資は、持ってれば殖えるのが面白いけれど、死ぬまで持ってる必要ない。全部子どもたちに渡しても大丈夫なはずだ。
本日のオマケ
きのうの夕飯。ダブり買いしてしまったブロッコリーは冷凍せず。
古いほうのブロッコリーの残り全部、しらすとのアヒージョで使い切れた。アサヒビールさんのレシピ有。
パスタは最近よくお世話になってる「10分パスタ」から、タコの和風。白だしにめんつゆとオリーブ油とバター、というちょっと納得いかないレシピだったので白だしとバターだけにした。
元レシピはタコとかつおぶしと青海苔だけのシンプルな具だったけど、予定外に買ってしまった小ネギとみょうがも使って大成功。
コメント
よはねすさん、はじめまして。毎日ブログ読ませてもらっています。私も独身子供なし、疎遠な姪っ子一人居るだけなので、老後は余剰貯蓄を少しずつ贈与するのもありかと、よはねすさんの体験談がとても参考になりました。
他にも健康的かつお洒落な食卓も真似したくなります。外食よりよはねすさん手料理の方が全然美味しそうなので。
いわ様、はじめまして。毎日読んで下さっているなんて大感激でございます。お互い余剰貯蓄がある身、幸せ者同士仲良くしてやってくださいませ。
お金も好きですが、健康食へも関心が強いのだと気づいてブログにも手料理を載せるようになりました。
不器用ゆえ盛り付けは雑なのですが、オシャレに見せたいという厚かましい願望は持っております。いわ様、おだて上手ですね。木に登りたくなりました。
えらいなーと思うけど、ぼくにはまだ真似できないな。
当面の生活費意外の余裕資金が大台超えるまでちょっと待って。
それ以上はいくら持ってってくれても良いから、って感じかな。
施設って結構高そうよ。
なんだかね、数十年資産残高が落ち着いておりましてね。そこを超えると浮足立って、落ち着かないんですよ。持ち慣れない額を持つと散財してしまう、まるで宝くじにでも当たったみたいな。
そうですねえ、満足いくような施設はきっと高いでしょうね。なるべく、最後の最後まで入りたくないですが、不動産処分なんて自分ではできなくなっていそうだなあ。困った困った。
生前贈与、頭では分かっていてもネ。
甥・姪持て私より金持ちだしね。
最後の数年?にどう言う施設に入るかで、結構費用は変動するしね。
でも、私も最後はマンション売れば良いか、と思ってます
えー。何ですって。甥姪の方が金持ちなんてそれだけでびっくりです。それじゃあ、あたしの遺したはした金なんか相続するのも面倒って言われそう。うなゆきさん、じゃんじゃん使って「ゼロで死」んでください。
どういう施設かが大問題ですよね。お試し入居って看板見ると気になるけど、今試してもねえ、いざ入る時には状況変わってるだろうし。
うなゆきさんのマンションは都心だから、きっとお値段的には大丈夫。