特技は開き直り

交流、交際

けさ目を覚ましたら、発表会の写真と録音が届いていたよ。

本番前、ランチの時からね、メイもフルートさんも録音なんて絶対聞き返したりしないって言ってたんだ。
意外だよ。二人とも真面目だからきっと復習して糧にするタイプだと思うのに。

ましてや、今回みたいに大怪我の録音なんか配る前に抹消してほしいわ、なんて演奏後に言ってたなー。

フルートさんからもメールが届いてた、「帰りは大丈夫でしたか、今後ともよろしく」という丁寧なのが。
しまった、メイからは当日に来たから返信したのに、主役のフルートさんにメールしてなかった。
彼女に「戒めのためにこれからしっかり録音を聴きます」と返信したので、今噛みしめながら聴いたよ。

覚悟していたせいか、空白は想定より案外短くて傷はえぐられなかった。

ところが、順調だと思ってたそのあとの楽章が大間違いだったわ。
フルートとピアノが1小節ずつぐらい食い違ったまま延々と続いてるの、初めて知って今驚愕してる。
舞台袖で彼女が「すみません」と言ったわけが、やっと今になってわかったわ。
彼女はずれてるのに気づきながら、どうすることもできなかったんだな。
知らぬが仏はあたしばかりなり。

はーあ。やっぱりあたしはこの録音をしっかり聴いて、反省しなきゃだめだな。

やー、自分の出番が終わってさ、最後に弦楽セレナーデなんて美しい曲の合奏して気持ちよくなって。
打ち上げでは、だーれも本番の演奏に触れる人なんかいなくて飲み放題を楽しんで。

帰りの電車で、顔なじみのイケメン男子とかなり長い時間一緒になってさ。

さすがにその話題を避けるわけにはいかず「失敗してしまったー」と言ってみた。

「ボク、それ全部見てたんですが」
ええ。うわ。やだなあ。

「ハガネのメンタル」を、まずほめてもらった。
それはあたしだけじゃなく、三人みんなだって。「尊敬します」とまで言われた。

「でも、ボクならいったん止めます。で、何小節から、とか決めてやり直す」
うーん、そっかー。
あれは、あたしが手を振るなり何なりして止めなきゃいけなかったのね。
練習時に三人で、「何があっても止めずに最後まで行こうね」って申し合わせちゃったので、なんとなくそのまま突き進んじゃった。
そんな話は彼には言わなかったけどね。

フルートさんのメールにも「発表会は大変ですがいい経験になります」ってあったけど、ほんと、その通りだなあ。

あたしって、開き直りが特技なんだよな。
なーーんて脳天気なことばっかり考えてたよ。

これで、大きな山をひとつ越えたので。

続いてきのう、月に一度の日曜室内楽の練習に行ってきた。

先月発表会に出したのは2曲とも前半部分だけだったの。
きのう初めて、後半部分の練習に取りかかった。
しかし、少なくとも2週間はこの曲の楽譜を開いてもいない。

でもね、「きのう本番だったので」という口実を使ったら、またハガネのメンタルがむき出しになった。
共演のバイオリンさんに「この音が強すぎる」なんて偉そうに言ってみたり。
つぎの曲ではピアニストさんが「疲れたので栄養補給を」なんてドリンク剤をあおったのを見て「怖いよ」なんて、ほんとうによく言えたものだと思う。
いや、そのピアニストさんが普段マシンガントークなんでみんな怖がるんだけどね、悪いひとじゃないってあたしは思ってるんだ。
それにしても、彼女に向かってそんな言い方ができる人間は、仲間内ではあたしぐらいのものだろう。

あー。やっぱり、初見練習が一番楽しいわー。

本日のオマケ

先日、ビーフシチューを作ったよ。缶詰のデミグラスソースなら簡単でおいしいだろうと思ったのに、期待はずれだった。歳を取るとなんでも美味しく思えなくなる、ってやつかもしれない。

添え物は菜の花とクリームチーズを和えて醤油かけて、いぶりがっこを散らしたの。

残ったシチューを翌朝(本番の日)、ご飯にかけてチーズかけてグリルで焼いた。食べながら「どんな日になるんだろうな」って、この時から思ってたよ。

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