毎度小波乱の定期演奏会

交流、交際

きのう、市民オーケストラの演奏会本番でしたー。ふー。まだ疲れてます。

今回の会場はいつもより30分ほどうちから近いホールで、楽なはずだけど、それでも8時に家を出なきゃならなくて、朝ごはん食べる時間なかったの。
ちょっと早すぎたかな。電車発車時刻まで20分あったのでコンビニでロールサンドとお茶を買って、ホームのベンチで食べました。
最近のコンビニ商品は、うまく考えてますね。片手で持って食べやすいように包装されてて。

いつもなら朝10時までは食欲ないのに、前夜というか前日15時が最後の食事だったから、珍しく朝からお腹が鳴ったの。

まず舞台設営から。
ステージ用の譜面台は恐ろしく重たいのです。以前、別のホールで頭を打って大流血した人がいたのよ。
しゃがんで取り出そうとした時、上の段から下ろされた台の脚がぶつかっちゃったの。

今回のホールは、大きな台車にきちんと積んであってね。
その台車ごと、もっと舞台中央に移動しようとした人が、ヘルメット被ったホールスタッフさんからほぼ怒鳴られた!
「動かさないで!!」って大声で、一瞬静まり返ったね。

でも、それが管理者として正しい行動よね。万が一譜面台が崩れ落ちたら怪我人が出るかもしれないもん。
1本1本、台車から下ろして、みんなでえっちらおっちら舞台中に運んで、椅子も重たく少々汚い(粘着性が強くて、重ねてある椅子を引きはがすのがすごく大変だった)のを並べ終えて。

でも、客席の座席はとてもとても美しかった。新品に交換して間もないんだろうな。

昼ご飯は、駅前のスーパーで買って行こうと思ってたら開店時間のチェックが甘くて。
お昼休憩に、仕方なく猛暑の中買いに出たの。
途中、この演奏会のビラを持って見ながら指差したりして立ち止まっている老人お二人がいてね。
思わず駆け寄りましたよ。「○○楽団においでですか、ありがとうございます、団員です!ホールは、あの」と説明して来ました。

開演まで2時間近くあるのに。老人って、めちゃくちゃ早く来る人が多いのよね。
そんなに熱望していただいて恐縮しちゃうけど、「こんなところに立って待ってなきゃいけないの、開けてくれたっていいじゃない」と怒るお客様もけっこう多いの。
ま、今回のホールはわりとわかりにくい場所だから、ある程度早めに来ても正解でしたが。

我々にとっても初めてのホールで、舞台も楽屋も移動するたびに迷子になりました。
最初に入った楽屋はとっても狭いけど、たまたま一緒に入った仲良し大先輩と二人っきりでゆっくり過ごしました。

ときどき、歯磨きしたいと入ってくる管楽器さんや、着替えをしたいというエキストラさんが入ってきて。
どちらとも、普段は全く接点がないのだけど、かなり深くおしゃべりできて楽しかったです。

エキストラさんの衣装のブラウスがすてきなので、先輩といっしょにほめ倒したらね、彼女はプロ奏者なんだって。
あたしも、もしかして将来衣装を着る必要が出たらどうしようと不安を持ってるので、どういう店で買うのか聞けました、が。
プロって、オーダーなのねー。10まんえんぐらいしちゃうんだって。
でもね、我々市民オケが何事にもお金かけないのはしっかり感じ取ってくださったみたい。
「上は黒のブラウスでも、スカートだけシルバーのを買うと華やかになりますよ」って教えてくれたの。

なるほど!その手があったか。いいことを教えてもらいました。

今回、前半プログラムは軽いワルツでね。
前から2列めの席を与えてもらって、トップも指揮者ももちろんよく見えるし、お隣さんもめちゃめちゃ上手くて美しい音で、それはそれは幸せに弾けました。

しかし後半ブルックナーは一番後ろの席。トップは全く見えないのでトップサイドを頼りに。
指揮者も、顔を上げれば見えるのだけど、楽譜を見ると視界に入らないのがとても辛いのです。
オケに入団したころ、右も左もわからないあたしに、トップさんが一から十までオケのことは全て教えてくれたんです。
その第一条が「指揮はいつも視界に入れておくこと」でした。

危ないところでは楽譜から目を離して指揮を見ると、やっぱり指揮者もこっちを気にしてて、目が合うの。
ああ、やっぱりみんなと合ってなかったんだなとわかって、必死で合わせます。

しかし、それ以前にダメダメ。練習中そんなことなかったのに、本番だけ、ひとり数え間違って飛び出てしまうこと5回ぐらい。
端っこだから、ビデオに映ってないといいなーとそればっかり念じてました。
あとは、客席にきているはずの元上司にバレなければ。
そのほかは、あたしのミスに冷や冷やしただろうお隣さんと、聞こえただろうすぐ前の席の人たち。

終演後、舞台をバラすときに材木のような板を運ぼうとして、つまづいてしまいました。
サンダルに素足だったので、ちょっと爪を剥がしそうになってドッキリ。
「それはいいから、こっちを運んでください」ともっと短い板を指示されたり。

譜面台を集めて、元の台車にきっちり並べるのもパズルのようで難しいけどなかなか楽しい。覚えました。
半年後またこのホールを使うことが決まってるので、それまで覚えていられるか。

打ち上げ前に、事務局長が用意したたくさんの小道具やファイル類を、駐車場に運ぶのを数人で手伝ったのですけどね。
彼のご自慢の愛車「茶色の○○○」を初めて見ましたよ。
茶色じゃないな。メタリックベージュというか、金色のぴっかぴか。目立たないんだけど、確かに美しい車。

荷物を全部積んで、みんなぞろぞろと打ち上げ会場に移動したけど、あたしは最後に局長をいじってみました。
「これが、あの○○○なんですねっ」と言ったら、「乗ってく?」と言ってもらったけど。
うーん、やっぱりビールのほうがいい・・・・と引っ張られるように仲間のあとを追いかけました。

打ち上げ会場は長年立食だったのだけど、今回は居酒屋。小部屋に分かれてしまいました。
気づいたら、事務局長の荷物を手伝ったのは全部弦楽器奏者。局長が弦だからですね。
ちょうど、その数人が入れるほどの小部屋が空いてたのでみんな仲良く乾杯できました。

指揮者も中盤で挨拶に来てくれて、でも指揮者って話をするのも商売のひとつだから、上手ね。
途中、口を挟みたいのだけど全くできず、全員聞いてるだけ。
でね、「ここにいる人たち全員、ボクと目が合った人ばかり」って。
そういえば、この中で三人はトップだったりトップサイドだったり。
あとは指揮者から心配された人かしらん。あたしを含めて。

午前のリハが終わったときのどが痛くなってね、いつも配られるアメちゃんのありがたかったこと。
でも、打ち上げ中になんとなく、発熱?おでこが熱い気がして、ちょっと無言になっちゃった。
まさか。この、第11波だかなんだかの中、酒盛りは危険か・・・と急に不安になって。

そこから急にビールをお代わりするのを休んだら、帰るまでには普通に戻りました。
ああよかった。安心してビールも飲めない世になってしまいましたね。

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コメント

  1. うなゆき より:

    ステージ譜面台って、そんなに重たいんや〜
    昔、学校にあったの、軽かったから想像付かないな。
    椅子も譜面台も少々の事で動かないよう、考えられてるのかな。
    演奏会、楽しめた様子が伝わってきますよ〜

    • よはねす よはねす より:

      あれー?きのう返信書いたのに、送信できてなかったのね。失礼しました。
      学校に鼓笛隊とか金管バンドはあったから譜面台もきっとあっただろうけど、所属してなかったから記憶ないです。きっとコンパクトに畳める折り畳み式だったのでしょうね。
      練習中、ちょっと足でも引っ掛けると倒れてしまうアレは本番ではあってはならないことですからね。

  2. にゃんた より:

    お疲れ様でした。
    ご活躍されrたようで(^^)

    譜面台と指揮者。
    両方ともみないといけないのは、確かに大変だよね。

    お昼の買い出しも炎天下は大変。

    • よはねす よはねす より:

      演奏会は6月と11月が多いんですが、ホール予約がこの日しか取れず。今までで一番暑い日程でした。梅雨最中でも心配ですけどね。
      譜面台、もっと高くすればよかったなあ。考えたら、一番後ろなのだから遠慮の必要なかったのでした。