段取りべただけど、遊びのためならやれた

事の発端は、日曜室内楽の日程が変更になったこと。
手帳に書いてあった予定を消さずに、変更された日を新たに加えてしまった。
月に一度の練習なのに、7月は2回も行こうとしてたわ。

7月は、土曜室内楽もイレギュラーで日曜になってね。
練習日が被るから出られないなー、と思ってたの。

そしたら親友メイが「出ないの？」と聞いてきたのであたしの勘違いが発覚した。

すっかり諦めていたけど、参加できるんだ、うれしい。

7月スプレッドシートにエントリーされた曲が並んでる。とりあえず、メイが参加してるハイドンにあたしも名を連ねた。
今回は、エントリーしなかったけど参加したい人のために「メンバーお任せ曲」って枠が用意されていた。
あたしもメイも、これをどう使うのかわかってない。
でもメイが一人で、そこにピアノで参加希望を出してる。

あたしはね、かなり昔からメイとやりたかった曲があるんだ。
ヴィヴァルディの「調和の霊感」っていう曲集のなかの一曲だよ。

本当は弦楽大勢にチェンバロがつくのがオリジナルだけど、いろんな編成の編曲があってね。
一番人数が少ないのは三人、それを言ったらメイがピアノじゃなくバイオリンでやりたいと。

さて。「メンバーお任せ」という欄なので、どの楽器がここに名前を加えてくるかわからない。
そう都合よく、ピアニストが入ってくるとは思えない。
いつもなら、困ったときは必ずメイが動いて解決してくれてた。あたしは長年の借りがある。
珍しく、あたしが動いた。
あのピアニストさんに頼んでみようか。
メイも喜んだ。よしきた！7月に参加するピアニスト一人だけ知っている人がいたのでメールを出したよ。
三人で演奏する用にアレンジされたピアノ用楽譜を添付して、頼んだ。

ここで、番狂わせが入った。
あたしたち二人の名前が揃った欄を見て、日曜室内楽仲間の井川さんが「わたしも名前入れちゃいました！」とうれしそうなメールが。
あたしはちょうど風呂上がり。しかしこれは緊急事態だ。頭にタオルを巻いたまま返信しかけた。

そこに、メイからＬＩＮＥ「どど、どうしよう」
あたし「今返信しようとしてる。ほんとのこと書いていい？ピアノトリオ画策中でピアニストに打診しているがNGだったら三人で何か考えましょうって」
メイが「その通りだ」というので打ち込んでたら「あの曲そういえば弦楽器パートたくさんあるよ」と追い打ち。

あ。そうだった。じゃあ弦楽器ならいくらでも参加してもらえばいいね！！
「ピアニストがウンと言ってくれたらこの曲に入ってほしい」
そしたら井川さん「YouTubeみたらピアノ三重奏だったので取り下げますね」だって。

あわわわ。元々は弦楽オーケストラ曲だから、入ってくれていーのよー。ピアニストがいればの話なので保留にさせて。
井川さん「りょうかいでーす」というので、あたしはそこで寝てしまった。

けさ起きたら、井川さん「お言葉に甘えてまた名前入れときました」だって。
その2時間後にピアニストさんからの返信が入ってる。「7月ヴィヴァルディ承知しました、名前書きこんでおきます」

ほーっ。よかった。三方よし。いや、あたしも入れて四方よし、っていうのかな。
みんながいい人でよかった。「仲間はずれにされた」とか恨むようなことなく、全員気づかいができる人たち。

今までなら、こういう根回しのような作業絶対にやれなかった。
あたしが今回できたのは、「この曲でぜひ遊びたい」っていう強い欲求と。
メールという便利な手段と。
人の気持ちをよくわかってくれる優しい人たち。

井川さんに、三重奏ではない楽譜を探して送って。
ピアニストにも「もう一人弦楽器が増えますが引き受けてくれてありがとう」と送り。

原曲はこんなの。

あとは7月までに練習するだけだー。

本日のオマケ

きのうは金曜、毎週ワインを楽しむ日にしてるよ。

水曜に平さやいんげんが届いて、どう料理しようかと考えあぐねて見つけたのが「クスクスとコーンのバター炒め」というこじゃれたレシピはウーマンエキサイトで見つけた。

コーンがないけど、そこはむりやりインゲンの量を増やして。レーズンの代わりは業務スーパードライクランベリー。

クスクスはずいぶん前に店で見て衝動買いしたもの。日持ちするし、熱湯でふやかすだけで食べられるから非常食にもなると思ってさ。

1週間前に作ったキノコのソテーがとうとう昨日まで残ってしまったというか、この日のために残してしまった。手間をケチって食べられなかったけど、心置きなく食い尽くした。