椅子を買い替えます

先月末、ダイニングチェアが突然ボロボロになった。（6/30「ある日突然」）
座り心地は変わらないけど、張地だけ風化したのね。
寝床とか、風呂場とか、思わぬところでこの椅子の破片が落ちてる。

ここ、ガラス越しだけど日射しが強いから。
ポリウレタン（PU)って、日光や熱に弱いのか。
ネットで買ったんだけど、材質表示なかったわ。

今度買い替えるときは、無垢材がいいな。
で、ひじ掛け部分がテーブルに引っ掛けられるの。

ネットで探したら、Yチェアっていうのが条件に合う。
でも、本物カール・ハンセン社のは1脚10万円以上するのね。
庶民の味方ニトリでも同じ発想のがあって、しかも引っ掛けても傷つかないように保護材が貼ってある。
これなら1脚税込み2万円。どうかな！？

椅子に出入りするときひじ掛けが邪魔になるのは困るし、座り心地も確かめたい。

やっときのう時間ができて、ニトリに行ってみた。

上野マルイの８階全フロアがニトリ、けっこう面積広いんだけど、家具類の実物展示はないんだって。
そっかー、がっかり。まあでも、ネットでの評価あんまり良くないしなー、とイソップ「酸っぱいブドウ」を思い出す。

キツネが、おいしそうなブドウが木から垂れ下がってるのをみて、懸命にジャンプするんだけどどうしても届かない。
最後にあきらめたキツネが「あのブドウ、ぜったいに酸っぱくて食べられたもんじゃないのさ」って捨てゼリフを吐く。

せっかく酷暑の中ここまで来たので、もったいない。

第二候補の御徒町「多慶屋」に回る。

家具売り場、面積はあんまり広くない。
ダイニングセットは3つぐらいかな。
いきなり、木製でひじ掛けが引っ掛けられるのがあった。

念願のYチェアはなかったけど、こういうデザイン流行ってるんだなあ。
お掃除ロボットが普及したからだろうな。

でも、ひじ掛け部分は直線。まっすぐお行儀よく腰かけてないと、立ち上がる時ひじ掛けが邪魔して立てない。
それに、肝心の張地が合成皮革、ここが一番大事なんだった。

ふと、横を見たら「現品限り」の赤札がついたコーナーがあった。
あれまあ！Yチェアのような曲線のひじ掛けで、フレームは無垢材。
張地は布製、ニトリのようにひじ掛け裏の先っちょに保護材もついてて、完ぺき。

座ってみたら、すんごくほっとする。
座面高さが42.5ｃｍ、今まで見た中で一番低い。
脚の短いあたしには、これも大事な条件なんだ。
うちの今のは44ｃｍ、まあ座れるけど、深く腰掛けると足がブラブラしちゃうの。

座ったらすぐに店員さんが飛んできた。あたしの顔に「気に入った！」って書いてあったのかも。
「これはカリモク家具の製品なので、とてもいいお品物です、このお値段はかなりお得です」

わ、いいじゃんカリモク！それなら間違いないよね。

ただし、現品って1脚しかないの。
もう1脚必要なんだけど、それは正規のおねだんで、取り寄せになっちゃう。

色もね、ほんとはYチェアのようなベージュしか考えてなかったけど、これはライムグリーン。
んー、まあ緑系なら観葉植物とかラグも使ってるから、合わなくはないな。

たぶんこのお値段で座り心地まで確かめられるって、このチャンス逃したらないよ。

税抜き18800円、ニトリとほぼ同じ。これが現品限定価格で、元は39800円からのお値下げ。

ところがここにひとつ罠が。

39800円は多慶屋ならではのお買い得価格で、取り寄せだとカリモクが値上げしてしまった正規の51480円（税込み）なんだって。
伝票みてびっくりしたけど、うーんまあいいや。

500円や1000円ぐらいのものはケチるのに、こういうところで財布のヒモがガバガバにゆるむのはなぜなぜなあぜ。

配送料入れて74，360円なりー。
これから受注生産するので、お届けは1カ月後ー。

ああ、それまであたしは足の裏や太ももの裏に、椅子のくずを引っ付けたまま暮らすのね。
早く来い来いカリモクチェア。