杖ついてオケ練へ

お金

前回のオケ練の日、医者に行って骨折しているのを確認したんだけど、テーピングしか指示されなかったんだよね。
その晩、練習に行った時びっこでそろそろとしか歩けなかったけど、オケ仲間で気づく人はほとんどいなかったの。

次の週、同じクリニックで杖を勧められて、きのうのオケ練で初めて杖ついて行ったんだ。
でも、開始ギリギリになったのでみんなの後ろからそっと席についたので、やっぱり気づかれない。ちょっと拍子抜け。

この会場は駅から徒歩10分、雨でなければ何とも思わなかったけど、ケガの足では辛すぎる。
しかし会場すぐ横にバス停があったことを思い出した。
何で今まで使わなかったんだ。

その会場のそばで25年も暮らしたのに、その路線はたぶん一度も使わなかった。
駅のデッキ広場からバス乗り場への下り方すらわからず。
適当に下りたら、道路の向こう側で目的のバスが付いて、みるみるうちに発車しちゃった。

呆然としたけど、しょうがない。オケ練には遅刻か。
と思いながらバス待ち列に行ったら既に20人ぐらい並んでる。え?
びっくりするほど、同じ行先のバスが次々と来るんだ。

あたしには杖という強い味方がある。
20人目で乗り込んでも、優先席にすぐ座れる。
あら、向かいの優先席に楽器を持った人が。
同じオケ仲間のマリオさん、こんにちは。

マリオさんはいつもズボン吊りと口ひげで、かの有名コンピュータゲーム主人公と風貌がそっくり。
みんなも影でマリオと呼ぶけど、本人も知っててハンドルネームでマリオと名乗ってるんだよ。

彼が杖を使うようになって久しい。どこがお悪いのかは知らない。膝かな。
穏やかな人で、毎度ほぼ一言もしゃべらないでお帰りになる。
バスを降りて二人で歩いたけど、あたしの杖のことなど全く聞こうともしない。別にいいんだけどね。一応説明はしといた。

なぜか、駅から行くと会場からけっこう離れた停留所で降りることになる。
次の停留所と、ちょうど中間ぐらい。
でね、たった一区間なのに、料金が60円も違うんだって。
マリオさんは一流企業にお勤めだった。今でもお勤めかどうかは知らないけど、60円ごときを気にする必要はないはず。
それでも、あたしと価値観はいっしょなんだなー。非常にうれしい。

帰りの停留所は、会場すぐ横。ただし、事前に時刻表を見たら練習終了後20分以上来ない。
マリオさん、帰りはどうしますか。
「大丈夫、三路線もあるからすぐ来ますよ」
えーそうだったの。ネットで見られる時刻表って、路線別だから気づかなかった。わかりにくい!

帰りにバス待ちしてたら、初めて杖に気づいた仲間がぞろぞろと通りすぎ、何人もの人から「どうしたの」と声を掛けてもらってあたしはゴキゲン。
ひとり、「こっちの駅まで歩いた方が絶対早いのに」と笑いながら通り過ぎるオッサンがいて。
前回の練習後、ひとりだけびっこに気づいてくれたので骨折したと知ってるくせに~。
明るくて悪い人ではないのだけど、ちょっとだけ空気が読めないのよね。あたしと性格似てるかも。
あまり、積極的にこの人と話そうとする人はいない。あたしぐらいじゃない?

寄付

書くか迷ったけど、今日のネタ少ないから書こうかな。
ある事業で寄付を募集しててね。
オケとして、希望者をまとめて寄付しましょうという呼びかけがあったの。
もし寄付金が足りなくて事業が成立しなかったら返金されるので、誰がいくら寄付したか記録が必要。

パートごとに集金してくださいと言われてて、チーフが「よはねすさんもします?」と最後にあたしのところ封筒を持ってきた。
1000円、5000円の人もいるけど、10000円の人が多かったよ。
あたしは、人に金額を知られたくなかった。最後でよかった。
よはねす ¥100000 と鉛筆で薄く書いて現ナマをこっそり入れ、パートチーフに「お願いします」と渡した。

そのあとの休憩時間に、あたしの後ろに座ってた仲良しお姉さまから「ねえ、もう寄付した?」と聞かれ。
あ、チーフが持ってますよ、と教えたけど、あたしの後で書きこむなら知られちゃうのはいやだな、と思った。

でも、お姉さまがチーフのところへ行くより前に、運営委員にとパートリーダーたちがとりまとめてるのが横目で見えた。
休憩時間が終わってみんなが位置に戻るとき、お隣パートのチーフがあたしの肩をツンと突いてニコニコしてる。
「見たわよ」的ことを目で語るので、思わず「え~」と顔をしかめてしまったよ。

誰がいくら、ってわかりにくいように考えたやり方なんじゃないの?
まー、仕方ないのかなあ。お隣チーフ、コミュニケーション能力ある人だよな。ちゃんと、誰にもわからないように合図で示してくれた。

本日のオマケ

午後3時半の夕食

夕飯を簡単にするつもりはあって。
レトルトのリゾットか、またはグラノーラヨーグルト。
時間があればリゾットが食べたかったけど、案の定時間がなくなりグラノーラになった。

あるコンサートチケットの販売開始がきのうだったと気づいてね、ネットで買ってたら時間がなくなった。
席が選べるから、まずエリアを選択・・・小さいホールなせいか、エリアが一つしかない。選べない。
もうひとつの選択肢は、「おまかせ」しかない。
しょうがなくておまかせで買ったら、なんと「A列1番」よ。
はしっこのはしっこ。キャンセルしようか、ほんとに迷って。でもここで出直したら絶対買い忘れるんだよ。

で、ヨーグルトにグラノーラはたっぷりかけたけど、それでも夜まで腹持ちしないと思う。
柿ピーの小袋をひとつトートバッグに放り込んで、帰りの電車の優先席でボリボリ食べた。
優先席ってこと、外国人はよくわかってない気がする。
外国では優先席なんてわざわざ設定しなくても、年寄りにはすぐ席を譲る文化がありそうだからね。
きのうの電車では4歳ぐらいの女の子が「座りたい」と優先席によじ登ってきた。
しかしママさんは彼女に中国語で話しかけてる。
ほう、観光客じゃなく日本在住中国人ね。

でも、そのうち優先席以外でもお客がまばらになってきた。
で、柿ピーを思い出したってわけ。
あたしだって、満員電車で柿ピーむさぼる勇気はないよ。

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コメント

  1. うなゆき より:

    うんうん、バスは本当に難しいよね
    どこで枝分かれするか、一部だけ巡回形になっていたりね。
    バスで柿ピー… 微妙…

    チケットね〜
    私も、なるべく席を選びます
    会場のホームページから入るのが、一番良いと思うけど
    “ぴあ”と“いープラス”でも、選べる席が違うと聞いた事も有ります
    でもA1は避けたいな〜

    • よはねす よはねす より:

      うんにゃ、柿ピーはバスじゃないの。れっきとしたJR線の中で。においもしたかもね。引くよね。わかった、もうしません。
      チケットはプロモーター会員専用の「ぴあ」でした。一般販売より前に発売してくれるのはありがたいけど、A1って決して良い席ではないですよね。AからDまでランクがあったら、B席ぐらいかなあ。

  2. にゃんた より:

    席えらびを人任せというか機械任せにするのはなんか怖いよね。
    新幹線とか席選べる時は必ず自分で、ってことにします。
    できれば進行方向の前が空いてる席で、それほど奥まった席ではなくてできれば出口にほど近い席で、でもそれほど近すぎもなくて、3人掛けの方の窓際で、通路側は空いていて、近くの6人掛けはいっぱいだとお仲間でひっくり返して大騒ぎしそうだからできれば避けてー…
    でもこれくらいルール化かできればAIの実装はそれほど難しくないかも。

    • よはねす よはねす より:

      実質、これは席を選べないコンサートってことなのかな。そんなのありかい。
      最近選んだ席は映画館で、両脇が空席になるところ。駆け込みで入館する観客が来ませんように、ってずーっと祈り続けてました。にゃんたさんの願望も難易度高いですね。日頃の行いが良いんだから、望みがかないますように。