年金生活が想像できない

午前の仕事を終え、昼休みに出ると考える。

「リタイアしたら、こんなに気軽にランチに出られるだろうか?」

ウチの会社は、飲食店街に出るには片道10分ほど歩く。
5分以内にも店は少しだけあるけど、なんとなく知り合いとは顔を合わせたくない。

デスクでお弁当を広げるのは好きじゃない。
仕事の気分転換したいもの。
感染リスクは困るのだけど、それでも外食が楽しみ。

お腹が減っていればひとりジンギスカンも行くし、減っていなければチェーン店のカフェをあちこち。
結局パンケーキセット頼んじゃったりのハメはずしも好き。

食べながら、またまた考える。
「リタイアしたら、こんな店に毎日入れるか?」


自宅そばに飲食店街がないのは同じなのに、10分歩けばいろいろあるのに、毎日外に出るような気がしない。
気分転換なんて、必要ないからだねきっと。

仕事の気分転換用に、ホイップクリームやチョコレートソースでおしゃれに飾ったドリンクも大好き。
店内のインテリアも楽しい。

いわゆる、ラテマネー。これは今後減るのかな。
もし減るなら。
いや、減らなくても。
「リタイア後に楽しもう」と、今まで我慢していたものがある。
食品の頒布会、情報を見るたびにそそられちゃうんだ。

毎月2種類のケーキが届く頒布会は、母と二人暮らしの時1年間ほどやってみた。
おいしいけど、食べきるのにちょっとストレスがある。
それが冷蔵庫にある間は、他のケーキが気になっても買って帰れない。

リタイアしたら、三食自宅で食べることが増えるだろうか。
そしたら、パスタ頒布会がいいなあ。
パスタなら、きっと毎日2食パスタでもうれしいかも。

ワイン頒布会も!
今までは休前日しか飲めなかったけど、リタイアしたら飽きるまで昼から毎日飲むぞ。

・・・・と、夢は広がるんですが。
実際、生活を始めてみないと、それで満足できるのか我慢できるのか、さっぱりわからん。自分ひとりのことなのにね。

年金が出るまでの3年間、退職金を食いつぶしながら無計画に生活して探ってみるか。
そして年金の範囲で収まるように、少しずつ整えていく。
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