年金制度が始まったころ、すなわちあたしの祖父祖母の時代は、ねえ。 ほんの少ししか納めないのに、生活できる程度の年金がもらえたようだね。 それから日本の経済は高度成長するわ、人口もばんばん増えるわで、財源も右肩上がりだったでしょう。 全国にある厚生年金会館なんてわかりやすいものから、うちの近所の小さな小さな施設も よく見ると「年金で建てた」って表示が小さく小さく付いてたり。 そんなもの建てるために納めたんじゃないよっ!全部、年金として、くれ。 ずさんすぎることがわかったから、「ねんきん定期便」なんてお知らせが毎年来るようになったね。 「それも将来どうなるかわからない」と不安をあおる人が大勢いるけど、、そうなの? なぜ、そんなに国民を長期間働かせようとするんだ。「70歳まで働けるように」だと? そりゃあ国民の中には、少数の働かない人たちもいるけどさ、大多数はまじめに働いてるよね? 平均寿命が飛躍的に伸びたのは確かだけど、それは医療の発達のおかげであって、人間の体が急に丈夫になるわけないよね? あたしは、すぐに人を信用してしまうタチで。 少なくとも、ねんきん定期便はその不安を消すために作った、「これだけは約束します」っていう証文だと思ってるよ。 何が言いたいかというと。 年金が信用ならないからと言って、無理に働きすぎ、節約しすぎで、死ぬときお金が余りすぎやしませんか、ってあたしは心配なの。 ウチの母が、爪に火をともすような生活してたけど、最期は年金のおかげで何不自由なく生活できたから。 あそこまで切り詰めて苦労しなくてもよかったのに、って強く思うの。 冬にね、朝、ガスストーブを焚くんだけどね。 「あ、室温が10℃になった。ストーブ消しなさい」って言われたよ。 別に、年金を信用しないせいで節約しすぎたんじゃないけどさ。 祖父も、施設に入っても年金が施設費以上に入ってきて、死ぬまでに貯金が増え続けた。 これは、この世代だから特別なのかもしれないけど。 そうか、ごめん。国民年金だけの人は、それだけで生活するのは無理、貯金もないとね。 これは全面的に日本年金機構のせいだ。それこそ、約束が違う。 年金より生活保護の方が金額が多いなんて、どうかしてるぜ。 あたしは、年金を大いに当てにしてますよ。 しかし、その上に貯金を殖やしたいんだから。 母の節約を嗤うことできないなあ。
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コメント
「ねんきん定期便」の表示内容がデタラメなので、先日年金事務所に行ったんです
これまでの支払い記録をデータベースから印刷してくれて、これで間違いがないかを確認できるようにと受け取ってきました
年金情報の基幹データベースの情報に関しては正しい情報が入力されているようで、また、「ねんきん定期便」で表示されていた金額と合計金額では合っていたので、その点については安心しました
ただ、個別データの入力をせずに合計数値のみを入力するようなインチキ作業が行われていたのは明らかなので正しいデータに修正して欲しいと頼んだんですが、理由はわからないけれども「それはできない」とのことでした(監督責任が問われますし、アンタッチャブルなのかもしれませんね)
いい加減な仕事をした会社に対して税金が支払われてお咎めなしという点に憤りを感じますが、そういういい加減なことが一部で行われているので、「ねんきん定期便」の内容確認はマストだと思います
お気をつけください
ひもねすさん、そんな恐ろしい目に遭われたのですね。でも合計額に差異がなくて、本当によかった。あたしは転職をしたことがないので、そのようなリスクは少なかったのでしょう。もうすぐ今年もねんきん定期便が来る頃。注意して明細まで確認します。ありがとうございます!
実際は、「ねんきんネット」に当初表示されていた保険料納付額はかなり少なかったのですが、4年前に差額分を増やすことで調整されています
とはいえ、もうミスが絶対ないとは言い切れないので、捨てずに保管している給与明細(断捨離しないことのメリットでしょうか?)と年金事務所から受け取った保険料納付額一覧を照らし合わせてチェックしようと思います