年寄りには、住民税を納めるのも難しい

噂の、退職後の住民税の通知が来たよ。

退職金にかかる住民税は退職金から差し引いてもらってるので、
今回請求されたのは昨年の年収に対しての税額。

定年前後ガイド本からさんざん脅かされてたけど、拍子抜けするほど少ないじゃん？
こういう時だけ、昨年の収入がガタ落ちしたことをありがたく思う。

あとは、確定申告で医療費控除をだいぶ付けたのも効いてるみたい。

年間、4回に分けて支払うことが初期設定みたいだけど、こんな微々たる額、いっぺんに払っちゃう。
いちいち銀行やらに行く時間がもったいない。

キャッシュディスペンサーで23万円を下ろしてから、窓口の番号カードを引こうとした。
そこで、制服着て立ってるお姉さんに「どんなご用事で」と尋ねられた。

税金を銀行で支払うなんて生まれて初めてのことだ、言葉がすぐ出てこない。

なんとか「税金を」と口から絞り出したら
「お支払いは現金ですか、キャッシュカードですか」だって。
なんだ、現金下ろさなくても、直接キャッシュカードで支払えるんだ。
ATMコーナーとの仕切りのガラス壁に、それを説明した紙がちゃーんと貼ってあったよ。

で、キャッシュカードで支払う専用機があってね、番号札ではなく行列して待つのよ。

それが、操作してる人がめちゃくちゃ時間かかって。
行列といっても3人目だけど、待ってたら腰が痛くなっちゃった。
座って待てないかのう。

で、腰をトントンしたりストレッチしたり汗ふいたりして、やっと順番が来た。
まず、4回分の納付書を1枚ずつ入れるのか、重ねて入れられるのかからわからない。
さっきの番号札お姉さんに手真似で「すみません」と呼び、来てもらった。

やっぱり4回、同じ操作をしないといけないそうだ。
キャッシュカードも4回入れ、暗証番号も4回入れる。
これだけならできそうなもんだけど。
思いもよらないところを画面タッチしなきゃいけないとかで、全く一人では無理だった。

最初から最後まで、暗証番号以外のところはぜーんぶお姉さんが操作してくれた。
かなり時間をかけてやっと終わり、お姉さんにはひたすら恐縮しつつお礼を申し上げ。

去り際にちらっと見たら、また後ろに3人の行列ができてた。

ちょうど、みなさんにも納付書が届いた時期だってこともあるんだろうけど。

つくづく、自分が完全に年寄りのカテゴリに入っちゃってると痛感した。
社会に迷惑をかけないと、生きていけないんだなあ。

こんなに人様に迷惑かけるとわかっていたら、現金で支払う番号札引いて、窓口嬢にすべてお任せしたほうがよかったか。
あと1回、賞与をもらう予定なんだけど、その住民税を納付したら当分こんな機会はないだろうな。

郵便局とかコンビニでも現金払いできるし。
今回銀行を使ったのは、ついでに通帳記入したかったから。
はい、いまだに紙の通帳使ってることがすでに年寄りだよね。
通帳眺めるの、好きなんだもん。大好きなんだもん。

で、眺めたら。
この銀行口座から、証券会社に自動振替してるんだけど。
先月、増額を申し込んだのが失敗したらしい。2倍の額が引き落とされてた。ひえー。

どうしようかなあ。
また減額して失敗してもナンだし。
証券会社の積み立て発注のほうを、増額しようかしらん。

あー。お金が飛んでく。
といいつつ、まだヘラヘラ笑って、他人事のように見てる。
そのうち、すっからかんになっちゃうのか！？

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