反省と後悔

きのうは室内オケの練習日。
普通のオーケストラと違うのは、とにかく人数が少ないこと。
あたしが入るまでは、弦楽器は各パートひとりかふたりずつしかいなかった。
今は、ふたりから三人に増えた。

あたしが入ったとき、なぜか同じパートの一人が後列に陣取る。
先輩だから、今までトップの隣に座っていたはずなのに、どうしてもあたしに前の席に座れという。
なんでかなー、いいのかなーと思いつつもそのままになってるよ。

たった三人のパートなので、個人の音がよく聞こえる・・・だろうと思ったのに、後ろの彼の音がまったく聞こえないんだ。
うまいんだかヘタなんだかもわからない。
先月の練習時に、軽い気持ちでちょっと言ってみた。「あなたの音聞こえないですね」
彼は特に顔色も変えず、「トップの人の音が大きいからそれしか聞こえないんだよ」と返事をしたけれど。
そのあとの練習では少し聞こえるようになったよ。

で、「どう？聞こえるようになった？」と聞かれたので「はい、今度はちゃんと聞こえました」と答えた。

今思うと、その時「上手じゃないですかー」などと一言加えるべきだったんだろう。

きのう、顔を合わせるなり言われた。
前回のことを、別の仲間に言ってみたところその人に『あんたの音も聞こえない、って言ってやれば』と言われたって。

瞬時に理解した。
この人、一か月ずっとあたしから言われたことを悩んでたんだね。
それで、誰かに愚痴ったんだ。

この人を、傷つけたんだあたし。メイに続いて、またやってしまった。
ごめんなさい。あたし、人の気持ちがわからないみたい。こないだも友達に「聞こえない」と言って、絶交を言い渡されたんです。
こう言ったら人が傷つく、ってことがわからなくて。
「あ、もしかしてSJD（よく聞き取れないがなにかアルファベット３文字）？えっと、発達障害。ボクもそうじゃないかって言われる」
彼はそう言って、表情をちょっと柔らかくした。
ああ、あたし、そうかも。と本気で返事して、さらに頭を下げて真剣に謝った。

彼はいつもマスクしてて、もごもごした喋り方で、よく聞き取れない。話の意味もわかりづらいの。
でも、あたしには毎回たくさん話しかけてくれるんだ。
ちょっと可愛い、と言ったら男性には失礼かな、童顔だけど顔立ちは整ってて、あとお腹だけ大きくなければイケメンなのに、って感じ。
で、無意識に気安くしすぎていたんだな。はっきり言えば、見下していたに近かった。

あたしが室内楽を始めた時、ほんとによく言われたのが「もっと大きく弾いて」ってこと。
それで今、人の音が聞こえないと注文したくなってしまうのかも。
でも、もう「聞こえない」なんて言い方は一生しない。

ちょっと交通の話を。

きのうの練習所は中央線沿線。ＪＲ御茶ノ水駅から乗れば1本だ。
普段なら家からお茶の水まで徒歩で行くところだけど、荷物背負って痛む足で歩きたくない。
地域バスを使ってみたよ。
5～6年前に初めて乗ったときは「高齢者しか乗っちゃいけないのかしら」とドキドキするほどお年寄りしかいなかったけど。
今回久しぶりに乗ったら違和感なし。あたしもかなり高齢者に近づいたなあ。
たった3つの停留所で降りるのが恥ずかしかった。

で、その後のＪＲで降りる駅名を間違えちゃった。
時々は行くことのあるホールなのに。
改札を出てから、いつもと違う景色なのに気づいた。
あーもったいない。スマホでホールのホームページを探したら、もうひとつ先の駅だった。
ひと駅分の電車賃を追加で払って次の電車に乗ったら、幸い練習には間に合った。
13時から練習、と言われたら、普通は少し早めに行ってみんなで一緒に椅子など並べるのがマナー。
でもこのホールは13時ぴったりでないと入れてくれないので、逆に助かったよ。

本日のオマケ

帰りが遅くなるので外食したいのに、雨の予報。寄り道せずおうちごはん。

非常食として買っておいた、業務スーパーのレトルトカレーにしたよ。具が少なく見えるけど、ひよこ豆はたっぷり入ってた。

ご飯炊けるの待っていられないほど空腹、クスクスなら熱湯を混ぜるだけだから簡単。

気に入った。帰りが遅い時とか料理が面倒な時は、これからもこれに頼っちゃおう。