音楽の趣味の幅も狭いけど、酒の好みの幅も狭い。
三十代ごろまでは、最初から最後までビールだったな。
ワインは味は好きだけど、奥が深すぎて敬遠してた。
ワンコイン程度でおいしいものを探してるうちに、ワインも常に何かしら冷蔵庫に置くようになった。
ワインかビールが1杯あるだけで、たいしたことのない食卓がめちゃくちゃ楽しくなる。
冬は特に、鍋物でもしない限りビールは気が進まない。
ケチで暖房我慢しちゃうんでね。
そこは我慢するのに、口に入れるものはある程度のお金を出して「良いもの」を選ぶようになった。
自分と地球の健康のために、無農薬がいい。
魚介も養殖なら買わない。肉は牧草しか食べないニュージーランドの羊限定。
ワインも当然無農薬、オーガニックでしょう。
(ビールのオーガニックは口に合うものがまだ見つからず、量産品を相変わらず愛飲)
ワインならね、通販でオーガニックが簡単に見つかるの。ただし1本1000円以上なのが困る。
しかしある時期、スーパーでオーガニックワインが皆無だったときがあって。
仕方なく自分の限度額を上げて平均1300円ぐらいのセットを買ったら、やっぱりおいしかった。
ただ、料理に使うのはもったいなくて、ついケチっちゃう。
そういうのは、栓がコルクなんだよねー。
ソムリエナイフを使えたらカッコいい、と思って練習してる。
よく失敗する。
特に、コルクじゃなくてプラスチックを使ってるのは固くて固くて。
スーパーであたしが買うクラスのオーガニックワインはスクリューキャップだよ。
やっぱり、その点でも安いのが好きだなあ。
最近、紙パックでオーガニックの新商品が出た。
うれしくて、新発売記念価格のうちに買いだめした。
ごみ捨ても簡単、1本1リットルで税抜き478円だったよ。
もう、うちで飲むワインは今度から全部これにしようかな。料理にドバドバ使っても平気でいられる。
しかしこれが。
わくわくして一口飲んでみたら、ワインの味はするんだけど、なんだかまるで焼酎を飲んでるようにクワーッ!という感じになる。
食事のときに飲んでも、いつもほど楽しくならないんだ。
楽しくならなくて、体に悪いに決まってるアルコールを口に入れるって、すごくおかしい。
・・・考えた。せっかくいいの見つけたと思ったけど、これは料理用にしよう。
食事のときには、「ああおいしい」って思えるのを1杯だけ。いや、2杯だけ。いや、たまには3杯お願い飲ませて。
その代わり、毎日は飲まないから。
50歳ぐらいだったかねえ、肝臓能力がガタッと落ちたのが自覚できたんだ。
それまで会社の昼休みにランチビールつけるぐらい平気だったのに、顔に出るようになって。
肝臓能力を節約しようと、お酒は休前日だけの楽しみに制限したんだよ。
リタイアしたら毎日飲んでもいいかな、と思ってたけど、味噌汁と納豆みたいな地味ごはんには酒が欲しくならなくなった。
お金も、肝臓も、節約しながら楽しく食事したいよねー。
コメント
他のブログの方でも拝見するように丁寧な暮らしを心がけたいものです。
この年代になりますと、大事なものの順番は
・健康
・お金
そして
・お食事ということになるでしょうか。
控えめを心がけ自分に優しい生活を送りたいものだと考えさせられます。
てやんでい。好きなことだけして好きなものだけ食べるんだい。
ほほー。にゃんたさん、まだお若いですからねえ。
って、太く短く生きるんですかー。走るのは細く長くなのにー(#^.^#)
誤解されたかもしれませんが、決して「丁寧な暮らし」をしたいわけじゃないです。
お酒を好きなだけ飲むと、好きなことが好きなだけやれなくなっちゃうだけ。
どうせ少ししか飲めないならおいしいお酒、って、うーんそういえば確かに若いころは「てやんでい」って思ってたわ少食の同期見ながら。