チェンバロに伴奏してもらう甘い幸せ

タリーズで甘甘ドリンクに甘甘クッキーをいただいて。
ホクホク、でも若干ドキドキしながらチェンバロレッスン室に戻った。

次の生徒さんともコラボレッスンだったんだ。
このY田さんは、あたしと同じように前の先生から今の先生に移ってきた。
前の先生は事情で今の教室に来られなくなったのでね。

前の先生の時の発表会で、2回だけ顔を合わせたことはある。
かなり上手く弾ける人だった。

ドアをあけたら、もうY田さんがその曲を一人で練習しているところだった。
「お久しぶりです～」
ごぶさたしてますぅ。

軽く挨拶しながら楽器をとり出したら、それだけでY田さん「すご～い」なんて目が釘付け。
ははは、実際弾いて音出したらがっかりしないでくださいね。

バッハのこの曲はすてきだけど、チェンバロは完全に伴奏側。
あたしがメロディなので緊張する。
練習しなきゃいけない曲はたくさんあったけど、これが一番たくさん練習したな。
最近20年か30年は、バロック音楽にはビブラートを掛けないのが流行。
そうすると、ヘタなのがごまかしがきかなくてね。音色も音程も。

Y田さんは、息を合わせて同時に始めるのに何も問題ない。いきなりスムーズに音楽が流れる。
うおー、あたしの音程が安定しなくて申し訳ない！

これはY田さんのためのレッスン時間だし、先生はチェンバロの指導者。
でも、あたしにも先生はちょこっと指導してくださったよ。
「ここはチェンバロと一緒にテンション上げて！」
ああ。これでも最高にテンション上げてるつもりなのに。

音楽がゆったり進むところ、チェンバロは強弱がつけられないし速度を変えるのではないけど、チェンバロが推進力を持って・・・
なんて、すごく難しい注文をY田さんにしてる。
「すごく高度なことおっしゃるのでびっくりしました」と、思わず口を挟んだら
先生「そうなんです！」とうなずいてた。

何度も繰り返して練習してたら、あたしの緊張もだんだん取れて来たみたい。
最後の方では、音色もだんだん滑らかになってきて、いい気持ちになってきたよ。

この曲はメイも大好きらしく、よく雑談の中に出てくるの。
マタイ受難曲にもそっくりなメロディが使われているとか。
こんな素敵な曲を、原曲どおりチェンバロの伴奏で弾けるなんて、夢のようだよ。

レッスンを終えて楽器をしまったら、Y田さんが「コレ、お礼です」と包みを出した。
え、えーー！そんな、あたしもこんなに楽しませてもらったのに。
で、でも、せっかく用意していただいたので、それじゃ。
と、もったいをつけながらあっさり？受け取って。先生も笑ってた。
先生にあたしも注文。またこういう企画、ぜひ作ってください。

Y田さんもこれでレッスン終了、いっしょに部屋を出た。
部屋を振り返りながら、言ってみたよ。
今の先生、いいですよね。すごく真面目で。
Y田さんも否定せず。「また発表会でご一緒できるといいですね」
あ、ほんとにそうですねえ。

家に帰ってから、Y田さんの包みを開けて見た。
あ、あたしでも名前を聞いたことがあるブランドのチョコレート。

すごーい。わざわざ買ってくださったのね。おうちか職場がお近くなのかしらん。

どうしようかなあ。
I橋さんもY田さんも、お礼もらいすぎだよ。
次回I橋さんには会えるから、彼女と先生にはお返し用意したいな。
Y田さんは時間帯がちょっと離れるから勘弁してもらうか。いや、先生に預けて渡してもらおうかな。

本日のオマケ

きのうは夜、オケ練だったのでね。急いで早めの夕飯を用意した。

余ってるカブを使って、玄米パスタにした。パスタがほぼ見えなくて、映えないねえ。

かぶは1個だけなんだけど、少々大きすぎ。

トリュフをトッピングするというレシピだったけど、うちにあるわけないっしょ。

姪からもらったトリュフ塩があるのと（ただし10年ぐらい前かも！）、使いかけのポルチーニ茸の乾物を戻して使ってみたよ。

カブ葉はもう使い果たしたので、代わりにセロリ葉の冷凍で。問題なし！