コロナでも明るく

きのうは市民オケの、定期演奏会リハーサルだった。

先週の練習後に発熱し、コロナ陽性が発覚したチェリスト男性は、無事謹慎期間が終わって練習に来てくれた。

見ると、マスクにでかでかとマジックで「ご心配をおかけしました」なんて書いてあるよ。
みんなで笑って「それ、電車の中でもしてきたの」と聞いたら首を横に振って「クルマで」と、ハンドルを握る仕草をした。
で、そのマスクを下にずらしたら、さらにその下に真っ白なマスクを重ねてたよ。
二枚、重ねてたんだね。この猛暑にさぞつらいだろう。

うちのパートの優しいOさんが「治ってよかったですね」と声をかける。
あ、知らないんだな。
そのチェリストの奥さんは管楽器奏者。気をつけていたのだけど、金曜に発熱し、陽性と診断されちゃった。
役員たちに緊急メールを出したのであたしは読めたけれど、うちのパートリーダーはそういう伝達がかなり遅い人。
パート員全員への通達は間に合わなかったんだ。

奥さんが出られなくなっちゃったんですよ、とその場の数人にあたしが伝えてあげた。
弦は一人欠けてもまあ何とかなるけど、管はそうはいかないから大変。
まして、ブルックナーなんて大曲をいきなり代わりに吹けと言われて、はいそうですかと引き受けられる人はどれぐらいいるんだろう。

あ、でももしかしたらメインのブルックナーは出ず、前プロだけかもしれないね。
んー、ブログネタとして取材しておくべきだった。

休憩後の連絡時間に、チェリストが立ち上がって挨拶した。
あのマスクをかけ直してみんなの方に向いたので、みんな吹き出して拍手する人までいたよ。
ああ、この人たち奥様のことまだ知らないんだな。

チェリストはまず「ご心配をおかけしました」と呼びかけ、奥様が出演できなくなったことを明かし。
管楽器の皆さまへのお詫びと、奥様のパートは前プロ・後プロとともにメンバーを仲間内で即対応してくれたのでご安心くださいと。
更に、奥様は「今ごろ韓流ドラマを見て過ごしていると思います」だって。

大したことないのかな、とちょっと安心できる一言だった。

でもね、練習前にちょっとあたしが声をかけたとき。
「気をつけても、今は感染力の強い型だそうですからね」とねぎらったのだけど、味が全くわからないって言ってたよ。
「塩辛でもキムチでも、どんどん食べられる」だって。まー大変じゃないですか。

ああ、まだまだ書きたいことはたくさんあるんだけど、もう時間がないよ。
それでは、これから本番へと行ってまいります。

え、きのうの夕飯？3時にいつものサラダと茹で卵ワンプレート食べたよ。
お腹空いたけどそのまま寝たから、おかげで体重が5カ月ぐらい前まで戻った！
ま、今夜の打ち上げでどこまでリバウンドするか、楽しみにしててよ。