ひと山ふた山越えて

きのう、そんなに睡眠不足でもなかったはずなのに。
午後から雷雨で、行きたかったお出かけを3件もあきらめたら眠くなって、昼寝してた。

スマホはピアノ部屋においてきたけど、それが鳴るより前にスマートウォッチが着信を知らせてきたんだ。
知らない番号だけど、いつものように「迷惑電話の可能性あり」とは出てない。

気になる。ふらふらと起き上がってピアノ部屋に行ったけどやっぱり間に合わなかった。
ま、急ぎならまた掛けてくるかな。
と思ったら留守電が入った。

え、合宿委員さん。
「メイさんからお聞きになってるかもしれませんが」
メイと同室で2泊申し込んだのだけど、彼女が「お母さまの具合が悪いので」1泊で帰ることになったんだそうだ。

ついては、部屋のレベルが上がるけれど4人部屋がいいか、差額が発生するけれど同じ部屋で一人がいいか。という内容。

まずは、不意打ちでショック。
メイのお母さまは確かに高齢で、他人事ながらあたしも薄々心配している。
しかし、決断を幹事に申し出るときにあたしに相談、ないかなあ。
いや。相談することじゃないか。決めるのはメイひとり、100％の責任を負うことだよね。

それにしても、ね。
やっぱり、「お母さま」は口実で、本音はあたしと2泊もべったりいるのが気づまりなんじゃないかと思う。
事前にあたしに言いにくい、としたら、そうとしか思えない。

どっちの部屋にするか考えて、幹事さんに電話した。
「先ほどは電話に出られず申し訳ありません」に続いて「メイから聞いていなかったのでびっくりしてしまって」と言ったら「えっ、そうなのお！？まあメイさんったら」と言ってくれて、少しだけ気が晴れた。

電話を終えて、ぼーっとしてた。体が動かない。
メイに連絡してみようかな。でも、なんていう？お母さまホントに具合いが悪いの、なんて直接すぎていえない。
LINEは、こないだあたしが謝った内容に既読がついたところで終わってる。

恋人に振られたわけじゃない。今後も、少なくとも半年は室内楽で2曲一緒にやることになる。いや、予定では1年決まっている。
そこで、徐々にでも関係が戻ればいいなあ。
それとも、まだこれからも山あり谷ありが続くかなあ。

合宿委員さんから料金の連絡が来たので、差額の振込予約をして。
もう5時。楽器練習はそれから2曲だけしかできなかった。
練習している間は忘れられるけど、うーん、忘れてていいのかな。
でもたぶん、あたしよりメイのほうが気まずいんじゃないかな。あたしとこの次に顔を合わせたら、どう出てくるかなあ。
それとも、お母さまの心配をしてあげる方が先かなあ。

本日のオマケ

きのうの昼もいい加減ごはん。叩いた大和芋と茹でたオクラが残っていたので、梅酢ドレッシングでサラダにした。

夕飯は、大きなじゃがいもを1個持て余してたのでポテトしらすガレット。

最後にバター乗っけてね、写真撮ろうとしたらスマホがない。スマートウォッチでデバイス検索して見つけて、撮ったらもうバターが流れ落ちちゃったよ。