あたしなんて　序の口にも入らない

あたし。友達はあんまりいない。
3人ぐらいなら、あたしとおしゃべりしたいと言う友達がいたけど。
申し訳ないけど、おしゃべりのために会うのってよく意味がわからない。

そんなあたしだけど、この人は手放したくないという友達がいるんだよ。

元々は、あたしのいた市民オーケストラに後から入ってきたの。
まだ楽器を習い始めたばかりみたいだったから、あたしのほうが弾けたのも心地よかったんだろう。失礼な話だけど。
そんなあたしに見切りをつけることもなく、練習帰りに車で送ってくれたりしてよくおしゃべりをした。

きのうは、その友達とほんのつかの間会ってきた。
友達が誘ってくれた音楽団体に参加することにしたんだけど、その練習が来週あるので楽譜のコピーを受け取りに。

友達は音楽だけでなく、あるスポーツもやっていて、その試合で東京に来るから会えると。
会ってみたら、スポーツだけでなく音楽活動もどんどん手を広げて３県にまたがる活動を毎月しているみたい。

あたしが運動嫌いなの知ってるから「運動しなきゃだめだよ」とそっちにも誘ってくれるのだけは困る。

音楽も、個人レッスンまで受けてるそうだ。
先生から「別人のように上手くなった」と言われたと、うれしそう。

スポーツの試合も観覧してみたけど、鬼気迫る姿を見てしまったな。
組み合うような格闘技じゃないのに、恐ろしかった・・・

この人、仕事もいろいろ変えてなかなか波乱万丈の人生。
資格を取って、ちゃんとそれを生かす職業に就いて実に楽しそう。
あたしのように、学校出てからナントカの一つ覚えでひとつ所に勤続してる人間とは幅が違うね。

手が小さいのにピアノもプロ級、パイプオルガンまで弾きにドイツまで行っちゃうんだ。
人の気持ち、感情にもすごく敏感。
あたしが言葉でうまく言えない気持ちを正確に察して正確な言葉で表現してくれる。
その代わり、友達は敏感すぎて、深い意味があるのだろうと考えすぎて一人誤解してることも多いけどな。

あたしの何倍の人生を生きてるんだろう。
忙しすぎて、時々あたしの前からひょっこり姿を消す。
また、戻ってきてくれてうれしい。

あたしも今ブログで忙しい自慢書いてるけど、友達から見たら絶対もどかしがると思う。
仕事辞めたくせに、なんで練習しないの！って。
はい。忙しくてできないって書き続けてるけど。もうちょっと、優先度上げますです。

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